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怖い?大丈夫?専門医が鎮静剤の効果や注意点をお伝えします!

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こんにちは。

高田馬場駅前おだぎ内視鏡・消化器内科

院長の小田木 勲です。

 

いつも当院をご愛顧くださりありがとうございます。

 

大腸カメラ検査を受けるにあたり、

「怖い…」「痛そう…」 という不安を

抱えられている方も多いのではないでしょうか?

 

当院では内視鏡専門クリニックとして、

少しでも検査を快適に受けていただけるような工夫を

様々に行っております。

 

その一つが「鎮静剤の使用」です。

今回のブログでは鎮静剤について

解説させていただきます。

 

ぜひ最後までお読みいただけますと幸いです。

 

■鎮静剤とは

鎮静剤とは、中枢神経系に作用し

身体的な緊張や不安を軽減する薬剤のことを指します。

また、鎮静剤には睡眠を促進する効果もあります。


大腸カメラ検査を苦痛なく受けるための注射剤として、

当院では患者様一人一人に合わせた形で

 鎮静剤の種類や量を調整させていただいたおります。

 

 
■鎮静剤の種類
 
鎮静剤の種類は多岐にわたりますが、
当院では主に下記3種類の鎮静剤を
単独もしくは併用して使用しております。

 

【ベンゾジアゼピン系】
ジアゼパム、ミダゾラム、
フルニトラゼパム(当院の使用薬剤)などがあります。
 
ベンゾジアゼピン系薬剤は、
中枢神経系に作用して、不安や緊張を軽減し、
筋肉の緊張を和らげる効果があります。

 

【フェニルピペリジン系オピオイド】
フェンタニルクエン酸塩、フェンタニル、
ペチジン塩酸塩(当院の使用薬剤)などがあります。
 
フェニルピペリジン系オピオイドは
強い鎮痛効果と軽い鎮静効果も併せ持っています。

 

【プロポフォール】
強力な鎮静作用があり、効くのが早く、
かつ投与後の覚醒が早いのが特徴です。

 

そのほか、鎮痛剤の種類には下記のようなものがあります。

 

【バルビツール酸系】フェノバルビタール、チオペンタール、チアミラールなど
 
【ブチロフェノン系】ドロペリドール
 
【フェノチアジン系】クロルプロマジン
 
【抗ヒスタミン薬】クロルフェニラミン、プロメタジンなど
 
【α2アドレナリン受容体作動薬】デクスメデトミジン塩酸塩

 

このように「鎮静剤」といっても
様々な種類がありますが、
医師の指示に従い適切に使用することが重要です。

 

 

■使用する際の注意点

緊張や不安を軽減し、

メリットが多い鎮静剤ですが、

一方で使用する際には注意点もあります。

 

注意点は以下の通りです。


注意点①医師の指示に従い正しく使用する

鎮静剤を使用する際には、

医師の指示に従って正しく使用することが大切です。

自己判断で使用すると、効果が出ないだけでなく、

副作用などが出る可能性もあり危険です。

 

※当院では医師の管理のもと、

 患者様お一人お一人に合わせた形で

 鎮静剤を使用しています。

 

注意点②使用量を守る

鎮静剤の用量を守ることは重要です。

鎮静剤の用量を超過すると、

副作用が出る可能性があります。

 

一方で用量を減らしすぎると、

効果が出ない可能性があります。

 

※当院では患者様お一人お一人に合わせて

 鎮静剤使用料を調整しております。

 

注意点③長期的な使用には要注意

検査時の使用では

心配はないかと思いますが、

鎮静剤は「依存症」のリスクもあるため、

長期的に使用する場合は注意が必要です。

 

使用時は医師の指示に従い、

定期的に使用状況を確認することが大事です。

 

注意点④車の運転や機械操作には要注意

鎮静剤を使用することで、

眠気や集中力の低下などの

副作用が出る可能性があります。

 

※当院の胃カメラ・大腸カメラを

鎮静剤を用いて受けていただく場合、

車の運転など(乗り物の運転)は出来ませんので

予めご了承ください。

 

注意点⑤妊娠中や授乳中の使用は要注意

鎮静剤により胎児や乳児に

影響が出る可能性があります。

 

妊娠中や授乳中に検査を受ける場合、

必ず医師に相談してから使用することが大切です。

 

以上のように、

鎮静剤を使用する場合には、

使用に伴うリスクを理解し、

医師の指示に従って正しく使用することが大切です。

 

■終わりに

当ブログを最後までお読みいただき

誠にありがとうございました。


皆様にとって、有益な情報となれば幸いです。


高田馬場駅前おだぎ内視鏡・消化器内科は

内視鏡検査専門のクリニックとして、

多くの方々に大腸カメラ検査を

快適に受けていただくための様々な工夫を

行っております。

 

是非お気軽にご相談ください。

 

 

▼大腸カメラ検査の特徴▼
https://www.odagi-clinic.com/colonoscopy-2/#a03

 

▼よくあるご質問▼
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