内視鏡(胃カメラ・大腸カメラ)・消化器内科(胃腸科)は新宿高田馬場駅前おだぎ内視鏡・消化器内科クリニック

おならが臭い、たくさん出る

おならが臭い・
たくさん出ると感じたら…

おならが臭い・たくさん出ると感じたら…「最近、おならがやたらと出る」「臭いがきつくて不安になる」などのお悩みはありませんか?
おなら(腸内ガス)は生理的な現象ですが、過剰だったり、異常に臭かったりする場合、腸内環境の乱れや消化器疾患のサインである可能性もあります。

おならが出る仕組みと正常な回数

おならは主に、食事や会話などで飲み込んだ空気(呑気症)、腸内で発酵・分解されたガス(腸内細菌の活動)の2つの要因で発生します。健康な人でも1日に10~20回程度おならが出るのは正常範囲とされています。
ただし、

などの場合は、何らかの異常が潜んでいる可能性があります。

受診の目安
次のような症状があれば要注意

以下のような症状がある場合は、単なる生活習慣の問題ではなく、病気の可能性があるため医療機関の受診をおすすめします。

おならが臭い・
たくさん出る原因とは?

腸内環境の乱れ(悪玉菌の増加)

腸内には善玉菌・悪玉菌・日和見菌が存在し、これらのバランスが重要です。
偏った食生活やストレスなどで悪玉菌が増えると、腐敗ガス(インドール、スカトール、硫化水素など)が多くなり、臭いが強くなります。

消化不良・吸収不良

乳糖不耐症(牛乳で下痢やガスが出やすい)や、小腸・膵臓・胆のうの機能低下により、食物がきちんと消化吸収されず、未消化のまま大腸に到達すると、これが腸内細菌により異常発酵され、ガスが大量に発生します。

食物繊維や発酵食品の摂りすぎ

食物繊維やオリゴ糖、発酵食品(納豆・ヨーグルトなど)は腸に良い反面、摂りすぎるとガスの原因になります。

呑気症(空気の飲み込みすぎ)

呑気症(空気の飲み込みすぎ)早食いやストレスによる過剰な唾液嚥下、炭酸飲料などにより、無意識に空気を飲み込むことで、お腹にガスが溜まります。

消化器の病気

以下の疾患では、「おならが臭い・多い」といった症状が現れることがあります。

過敏性腸症候群(IBS)

腸の動きが不安定になり、ガスが溜まりやすくなります。

過敏性腸症候群

大腸ポリープ・大腸がん

進行して腸内の通過障害が起こると、ガス溜まり・便秘・お腹の張りが目立ちます。

大腸ポリープ

大腸がん

胆のうや膵臓の疾患

消化酵素の分泌不足により、ガスや下痢、脂っこい便が出やすくなります。

当院での検査

当院では、必要に応じて内視鏡検査を行い、以下のような疾患の有無を確認します。

胃カメラ検査

原因の一つに、胃や十二指腸の消化機能の低下や、胃内の異常発酵が関与することがあります。胃カメラでは、胃炎やピロリ菌感染、胃の蠕動異常などを調べることができ、上部消化管の状態を詳しく確認することが可能です。

胃カメラ検査

大腸カメラ検査

大腸内にガスが溜まりやすい、または臭いが強い場合、腸内環境の乱れや大腸ポリープ、過敏性腸症候群などが原因となっていることがあります。大腸カメラでは大腸全体を直接観察し、炎症や腫瘍、異常な便の溜まり具合などを調べることができます。

大腸カメラ検査

よくある質問

おならが頻繁に出るのは病気のサインですか?

おならは腸内のガスが排出される自然な現象ですが、急に回数が増えた場合は、消化不良や腸内環境の乱れ、過敏性腸症候群などの可能性があります。症状が続く場合は、消化器内科での検査をおすすめします。

おならの臭いが強くなったのはなぜですか?

おならの臭いは、腸内でのたんぱく質や脂肪の分解によるガス(硫化水素など)が関与します。腸内細菌のバランスが崩れると臭いが強くなることもあり、食生活の見直しや検査が有効です。

胃カメラや大腸カメラでおならの原因は分かりますか?

はい。胃や腸の異常(炎症・ポリープ・腫瘍など)や消化吸収機能の低下は、おならの原因になることがあります。胃カメラや大腸カメラ検査で根本的な原因を調べることが可能です。

食生活でおならを減らす方法はありますか?

あります。過剰な炭水化物や発酵性食品の摂取、早食いやストレスはガスの原因になります。食物繊維を適切に摂る、腸内環境を整えることも効果的です。まずは食事の記録をつけることが大切です。

おならが多くて外出が不安です。受診すべきですか?

日常生活に支障をきたすほどのおならは、消化器系の異常や機能性疾患の可能性があります。一度、消化器内科での相談・検査を受けることで、不安の解消と適切な対応ができます。

おならの悩みがある方は、
消化器専門医へ相談

おならの悩みがある方は、消化器専門医へご相談を「おならが出やすい程度で、受診するほどでは…」と思われるかもしれませんが、それが体からのSOSサインである場合もあります。気になる症状を放置せず、早めにご相談ください。
当院では、経験豊富な医師が丁寧に診察を行い、必要に応じて内視鏡検査(胃カメラ・大腸カメラ)もご提案します。

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